今回は、まだ生後1週間という夏生まれの赤ちゃんの、とっても可愛らしいニューボーンフォトの撮影に密着です!「人生のうちに数週間しかない貴重な新生時期を可愛い写真で残したい」とのご依頼で、ご自宅に伺いました。
出張撮影のニューボーンフォトは、写真スタジオではなく、ご依頼者さまのご自宅で撮影することが一般的。安心できるいつもの場所での撮影なので、まだ外出もままならない赤ちゃんと産後まもないママには嬉しいですね。実際にフォトグラファーに依頼して自宅まで来てもらうと、どんな流れになるのでしょう。
撮影当日の準備から撤収まで、可愛い写真の裏側に迫ります☆
目次
1. ニューボーンフォトの種類と安全
2. ニューボーンフォトの撮影準備
3. 赤ちゃんの撮影を開始
4. 背景と衣装を交換し2シーン目を撮影
5. 親子3人のシーンも撮影
6. 撮った写真の確認&撤収
7. おまけ
8. まとめ
ニューボーンフォトの種類と安全
ニューボーンフォトの種類として、「ポーズドニューボーンフォト(アートニューボーンフォト)」と「ナチュラルニューボーンフォト(ライフスタイルニューボーンフォト)」があります。OurPhotoでは、ポーズドニューボーンフォト、ナチュラルニューボーンフォト、そして両方の良い点を組み合わせた中間地点のものも含めて、さまざまなスタイルのニューボーンフォトが撮影されています。
いずれを撮影する場合でも、おおよそ生後3週間以内に撮影することが最適とされ、赤ちゃんに無理をさせないことが何よりも大切です。怪我をさせないよう細心の注意を払い、赤ちゃんの生活リズム、室温、衛生面にも気を付けます。
「ポーズドニューボーンフォト(アートニューボーンフォト)」
リースやカゴなど華やかな飾り付けを用意し、おくるみを巻いた赤ちゃんを寝かせて撮影する芸術性の高いニューボーンフォトです。
赤ちゃんが完全に眠った状態のときにしか撮影できないポーズや、撮影後に写真の合成が必要なポーズもあります。
「うつ伏せ」「ポテトサック(起き上がり小法師)」「頬杖」などのポーズを、呼吸器の発達が未熟で首が据わっていない赤ちゃんにしてもらうには、正しい知識と特別な技術、十分な配慮が必要です。
「ナチュラルニューボーンフォト(ライフスタイルニューボーンフォト)」
日々の寝かしつけや授乳シーンといった生活の流れを再現する、より日常に近い形で撮影するニューボーンフォトです。
飾り付けは少ない場合も多く、寝ていても起きていても、ありのままの赤ちゃんの姿を撮影します。哺乳瓶やおむつなどで散らかった部屋の様子も、あとで振り返った時には趣があります。
ニューボーンフォトの詳しい解説はこちら
OurPhotoでニューボーンフォトを撮ろう
ニューボーンフォトの撮影準備
さて、撮影開始の時間より少し早く、ご依頼者さまのご自宅に車で到着したのは、今回のフォトグラファーPHOTO104 Toshiさん。ご依頼者さまと挨拶を交わしてから、撮影機材や小道具の搬入をしていきます。この日の撮影場所となるリビングに、大きなトランクとリュックが持ち込まれました!
※撮影用の小道具(おくるみや衣装、リースや造花などの飾り、背景となるマット等)や照明機材の有/無と種類は、フォトグラファーや撮影環境により異なります。ご依頼者さまに小道具のご用意をお願いすることもございます。今回は、全てフォトグラファーが持参しました。
荷物を置いたら、まずはご自宅の洗面所をお借りしての手洗いと手指消毒です。おくるみを巻く際に赤ちゃんに直接触れるため、忘れずに行います。また、フォトグラファーは到着時点から、マスクを着用していました。小さなことですが、この配慮は安心ですね!
手洗いを終えたら、撮影スペースをセッティングしていきます。まずは、大きな照明機材を準備します。これは、なかなか力が要る作業!
※今回は、フォトグラファーの判断で、ご依頼者さまご了承のもと、フォトグラファー自身のアシスタントを連れてお伺いしました。OurPhotoの出張撮影は、基本的にフォトグラファー1名の出張となり、アシスタントの有/無はフォトグラファーや撮影環境により異なりますが、追加料金はありません。審査を通過したフォトグラファー以外の人が撮影行為を行うことは、OurPhotoでは禁止となっています。
続いて、小道具の準備です。トランクから出てきたのは、たくさんの装飾グッズ♪ この中から、ご依頼者さまと事前に打ち合わせておいた色味のおくるみや飾り付けを選んで、テキパキと配置していきます。
フォトグラファーによると、撮影スペース+荷物スペースとして、4〜6畳ぐらいの空間があると嬉しいとのことでした。
背景・飾り付けの設置が完了したところで、いよいよ主役の登場です♡
フォトグラファーが到着する直前に、たっぷりミルクを飲んでお腹いっぱい!ぐっすりと眠っている赤ちゃん。おくるみを巻くので「おむつ一丁」になってもらいます。眠ったままの撮影が安全なため、起こさないようにそーっと、そーっと。
手指消毒済みのフォトグラファーが、ママから赤ちゃんをお預かりして、優しく丁寧におくるみを巻いていきます。アシスタントさんは、手にしている白いスピーカーで、ホワイトノイズを赤ちゃんに聞かせながらフォトグラファーをサポート。安全第一で、赤ちゃんの撮影準備が進みます。
赤ちゃんの撮影を開始
いよいよ撮影開始!赤ちゃんの様子をしっかり見つつ、カメラの角度を変えながら手際よくシャッターを切ります。カメラは、ストラップにより、フォトグラファーの手元でしっかりと固定されていて、万が一の事故もないように配慮されています。
1シーン目のできあがりはこのような感じに!夏生まれの赤ちゃんにピッタリなヒマワリのリースに、小さなニットのお人形、生後◯日を示す「7days」の文字ブロックなどを添えた飾り付けです。
ナチュラルな白を基調とした衣装やクッションが、とってもお似合いでした。木目調の背景シートもいい感じですね。
背景と衣装を交換し2シーン目を撮影
1シーン目の撮影を終えたら、すぐに2シーン目の準備を開始します。ニューボーンフォトは、丁寧さ、繊細さが必要とされながらも、赤ちゃんの体調や睡眠のために「時間との戦い」でもあるのです。
赤ちゃんに別の色のおくるみを巻いてる間に、背景布を木目からピンクに敷き直し、ハート形の木桶をセットします。
小物の配置が完了したら、赤ちゃんをそっと寝かせます。
赤ちゃんの寝心地は悪くないかな?被せた帽子や置いた小物の位置の見栄えは良いかな?と、フォトグラファーがとても細かい調整をします。赤ちゃんがむずがる場合は、赤ちゃんの下にあるクッションの量や位置を少しずつ変えて、心地良さそうな位置を探っていきます。
2シーン目の背景・飾り付けの設置が完了したら、再びテキパキと撮影です♪ ママのお腹にいたときの3Dエコー写真を添えて撮影するのも人気の構図です。
2シーン目の仕上がりも素敵!ピンクとベージュのコーディネートがとても可愛いです♡ ぬいぐるみとお揃いのクマちゃん帽子もとってもキュートですね^^
小さな手足のアップも、しっかり写真に収めておきます。
親子3人のシーンも撮影
赤ちゃんのみの写真を撮り終えたら、赤ちゃん、ママ、パパで、親子3人のシーンも撮影していきます。ママとパパに照明の前に来てもらい、ポージングをお願いします。
ポーズが決まったら、フォトグラファーが丁寧にシャッターを切っていきます。ママとパパの後ろは、照明機材に、テレビやベビーベッドが見えますが、写ってしまわないのでしょうか...。
撮れた写真はこちら。生まれたばかりの赤ちゃんと、それを優しく見つめるママとパパ。3人だけの世界で、とても温かい雰囲気の写真が撮れました♪
撮った写真の確認&撤収
事前にフォトグラファーとご依頼者さまで相談して決めていたシーンは、全て撮り終えました。
ご依頼者さまに、その場で、撮影した写真をご確認いただきます。可愛すぎる我が子の写真に、ママもパパもメロメロ♡ 明るさや色味などの調整(レタッチ)前にも関わらず、この時点で素晴らしい写真ばかりでした。
※撮影から2週間以内に、OurPhotoの会員ページから明るさ等の調整後の写真がデータで納品されます。本記事内でご紹介しているフォトグラファー撮影の写真は、明るさや色味などの調整(レタッチ)後のものです。
撮った写真に十分ご納得していただけたので、撮影小道具を片付けていきます。撤収までも、テキパキ!これにて、この日の撮影は終了です。
おまけ
撮影の合間には、フォトグラファーが、赤ちゃんが落ち着く抱っこの仕方を新米パパに教える様子も。赤ちゃんのことをしっかりわかっているニューボーンフォトのフォトグラファーに撮影してもらえて、パパもママも安心した様子でした^^
撮影中、スヤスヤと眠り続けてくれた赤ちゃん。とってもお利口でした。お疲れさま♡
まとめ
今回は、ニューボーンフォト撮影の裏側をレポートしました。
お産が終わって間もないタイミングで、フォトグラファーに写真を撮ってもらうことは、少しハードルが高いと感じられる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、ご紹介した通り、新生児期にしか撮れない可愛い姿を写真に残せるというのはニューボーンフォトの大きな魅力です。
今回のご依頼者さまからは、写真の出来栄えにお褒めの言葉をいただいたほか、「事前に小物や衣装のスタイルの相談ができ、撮影当日もスムーズでした。産後の予約でしたが、メッセージのレスが早かったのも助かりました!」とのご感想もいただきました。
安全面、衛生面には十分に配慮しつつ、ニューボーンフォトから始まるお子さまの成長記録写真をぜひOurPhotoの出張撮影で残してください♪ また、出産祝いとして、撮影体験をプレゼントする方も増えています^^ OurPhotoギフトもオススメします!