【撮影同行レポート Vol.6】初節句、祖父母からの贈り物の雛人形と記念撮影

「娘の初節句に雛人形を贈ってくれた祖父母のために、せっかくなのできれいな写真を残したい」という依頼者さまのご自宅へ出張撮影に伺いました。生後3ヶ月弱の娘さんと3人でちゃんと写真を撮るのは初めてということで、ちょっぴり緊張気味の依頼者さま。どのように撮影が進んでいくのでしょうか?

会話の中から、いい表情、いいシチュエーションを引き出す!

まずは、ぜったい押さえておきたい「雛人形の前で家族全員」のカットから。娘さんはすやすやと寝んね。フォトグラファーは全体を見渡しながら「ママはもうちょっと左ですね」「パパ、ちょっとだけ後ろに下がってください」と細かく座る位置を指示します。美しい構図で撮るために妥協はしません。

撮影中は穏やかな口調でたくさん話しかけます。「ママ、すごくいいですね〜」「パパ、ちょっと固いかな?」なんて言われたお父さまがゆるんだ瞬間をバッチリ!押さえました。

「さっき◯◯ちゃんを渡しあいしているのが、すごくかわいかったんです。その感じを撮りたいです」その場で起こったことも撮影プランに組み込みます。このようにフォトグラファーがシチュエーションを指示して撮った写真がこちら。とても自然でやわらかい表情ですね。

お家にあるもので、子供写真館並みの完成度!

次は「赤ちゃんと雛人形」のカット。撮りたいカットイメージを見せながらフォトグラファーと依頼者さまが相談し、ご自宅にあったバウンサーをお借りすることになりました。そこにフォトグラファーが持参した白いボア生地のマットをかぶせ、セッティングは完了です。

まるでご自宅が写真館になったかのような完成度の高い仕上がりです!お家にあるものを工夫してこんな素敵な写真が撮れるのなら、お子さんが小さくて外出が難しい人にとってこんなにうれしいことはありませんね。

これまで撮った写真をモニターで確認してもらいました。「わぁ〜、かわいい〜、ありがとうございます!」依頼者さまはとてもうれしそうです。

ご両親も自然と協力。

続いてはマットを床に敷いて撮影です。お母さまは娘さんをあやし、お父さまはレフ板を支えてくださっています。フォトグラファーが指示したわけではなく、自然とできあがった協力体制がすばらしい!

そうしてご両親の協力のもと撮れた一枚をご紹介。窓からの自然光がきれいです。お父さんお母さんに見守られ、お子さんがとても安心した表情をしていますね。

最後は、窓際のダイニングテーブルで、再び家族3人のお写真。お母さまに抱っこされて、娘さんのまぶたが重くなってきたところで今回の撮影は終了です。初めての撮影、お疲れさまでした!

まとめ

フォトグラファーは、この日のためにあらかじめお部屋の写真を見て家具の移動をシミュレーションしたり、室内用の機材や小道具を準備して臨んでいました。また、構図の細部にこだわりながらも、会話の中でご家族の自然な表情を引き出していました。

今回、娘さんはまだ生後3ヶ月弱という首がすわるかどうかという月齢。でかけるとなると準備が大変です。そんなとき、「出張撮影は部屋で待っているだけでいいからとても助かる」とおっしゃっていたのが印象的でした。「祖父母からの贈り物である雛人形と一緒にきれいな写真を残したい」という依頼者さまの願いを出張撮影という形で叶えることができてよかったです。

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