この春、一番上のお姉ちゃんが小学校入学を迎えるというご家族に「ランドセル姿で記念写真を残したい!」と依頼をいただきました。スタジオでの撮影は何度かしたことがあるけれど外での撮影は初めてという依頼者さま。ちゃんと撮れるか不安だったようですが、そんな不安も忘れてしまうくらい、笑いがいっぱいの撮影現場でした!
依頼者さまに少しでも安心していただけるために。
「おはようございます!竹内です!」と元気な声が響きます。
フォトグラファーの竹内まやさんは、撮影の時はいつも名刺を首からさげているそうです。「初めてお会いする依頼者さまに安心していただけるようにと思って」とのこと。フォトグラファーそれぞれに依頼者さまのことを考えた工夫をしていますが、竹内さんの場合はこんなところに気遣いが表れていました。
撮影場所である公園まで歩いて移動しました。歩きながらも話が途切れません。「うるさくてすみません」と恐縮する依頼者さまに、「ぜんぜん大丈夫です!私は5人兄弟でもっとやかましかったんで!」と場を和ませます。雑談の合間にも撮影プランを簡単に説明。「あちらの小道のところで、まずご家族の写真から撮りますね」
まずは家族全員で。細やかな心配りが随所に。
さっそく撮影開始!と言いたいところですが、子どもたちは遊びモードに入ってしまいなかなか始められません。でもそんな子どもたちの様子も「かわいい!かわいい!」とシャッターを切ります。様子を見つつ「そろそろ撮ろうか〜、モデルさんお願いしま〜す」と明るく声をかけるフォトグラファー。乱れた髪を手持ちのクシでさっと整えます。
光の向きと背景を計算し、立ち位置を指示します。「抱っこがいい〜」という子がいれば「抱っこでいいよ〜」と臨機応変です。
ぎゅぎゅーっと寄って、ご家族の仲良い雰囲気がそのままに表れた素敵な写真になりました。
地面に立つのがイヤな妹ちゃん。お姉ちゃん、お兄ちゃんがしゃがみ、それを見たお父さん、お母さんもしゃがむと、、、
妹ちゃんもしゃがんで、こんなにかわいらしい写真が撮れました!「しゃがむのいいね〜!かわいいよ〜!ナイスピース!」フォトグラファーの声に、ご家族は自然と笑顔になります
撮った写真をモニターで見せます。「わ!いいですね!」とうれしそうな依頼者さま。妹ちゃんもじっと画面を見つめていますね。
子どもだって一人前のモデル!
次は主役のお姉ちゃん一人で撮ることになりました。この頃にはすっかり打ち解けていたので、ご家族と少し離れた場所に移動するのも平気です。「道路渡るときは手を上げるんだよ。できる?渡りまーす!」
「ランドセルのここ(肩ひも)を持ってみてくれる?」子どもにもわかりやすい言葉で、さりげなくポーズの指示します。
アイドルが大好きというお姉ちゃん。「いいねいいね!すてき!」「アイドルみたいだよ!」フォトグラファーが放つ一言一言に屈託ない笑顔を見せてくれます。
そのときの写真がこちら。はじけるような笑顔ですね。ランドセルもしっかり写っていて記念写真としてふさわしいカットです。道路の直線を活かした抜け感ある構図も計算されています。
モニターチェックをしているお姉ちゃんの表情は真剣。「これもかわいいね、これもいいよね、本当にアイドルみたいですてきだよ」フォトグラファーはとても盛り上げ上手。かわいい写真がたくさん撮れました。
たっぷり時間いっぱい撮って、本日の撮影は終了。最後には「抱っこ!抱っこ!」と甘える子どもたちをひょいっと両腕で持ち上げていました。
まとめ
フォトグラファーの竹内さんは「子どもが好き!」というのが全身からあふれていて、子どもたちはすぐになついていました。ご両親も「やさしくて話しやすいフォトグラファーさんでよかった」とその様子をうれしそうに眺めていらっしゃいました。
出張撮影は初めてという依頼者さまでしたが、「自宅近くまで来てくれるのは助かるし、住み慣れた街だから子どもたちも安心して緊張せずに撮れました」とほっとした表情を見せてくださいまいした。
「今日の写真は祖父母や保育園の先生に見せます。撮影するって話したら先生もとても楽しみにしてくださっていて!」新しいランドセルと一緒に撮った家族の記念写真、今日の写真を囲んでたくさんの会話が飛び交うようすが目に浮かびます。