【撮影同行レポート Vol.15】アジサイが咲く初夏のお宮参りの撮影

今回はお宮参りの撮影に同行しました。主役の赤ちゃんとご両親だけではなく、2人のお兄ちゃんや祖父母様、親戚の方々も含め、合計11人でのお参りでした。どのような段取りで撮影が進められたのか気になりますね!さっそく当日の様子を見ていきましょう!

お宮参りって??

「お宮参り」は、“初宮参り“、”初宮詣“、”産土神 (うぶすな)参り“などとも言い、赤ちゃんを初めて氏神さまに紹介し、健やかな成長をお祈りする日本の伝統行事です。地域差はありますが、生後30日前後に神社にお参りするのが一般的です。

今回のお宮参りでの一枚

近年では、赤ちゃんや出産直後のお母さんの負担にならないよう、真夏や真冬を避ける傾向がありますが、遅くとも生後6ヶ月頃までにお参りを済ませる家族が多くなっています。場合によっては、生後100日前後で行うことが多い「お食い初め」と一緒にお宮参りをされるご家族もいらっしゃいます。
※境内での撮影以外に、祈祷、お食い初め、食事会などを含めた撮影の場合は、1枠50分では撮りきれないことがあります。フォトグラファーに相談の上、2枠以上をご予約いただきますようお願いします。

事前の下見と現地での打ち合わせ

さて、撮影の様子を見ていきましょう。今回の撮影場所は、とある静かな神社。季節は初夏で、木々の緑がとても綺麗です。フォトグラファーは、約束の時間より30分程早く到着して現地の下見(ロケハン)を行いました。

事前に考えておいた構図などを意識しながら、現地で実際にファインダーをのぞき、光の具合を見てカメラの設定を調整。どういうルートで撮影するかも頭の中で組み立てます。

じっくり下見を行ったところでお客様との待ち合わせ場所に移動。合流できたところで、ご依頼者様全員と挨拶し、皆様にこの日の撮影の流れを説明します。事前にメッセージのやりとりはしていますが、日村さんの場合はここでタブレットに入れてあるサンプル写真を依頼者様に見せながら、この日の撮影スケジュールなど最終的な確認をしているようですね。依頼者様もフォトグラファーもお互いに納得して撮影に入れる工夫です。

さあ、撮影開始!

まずはこの日の主役!赤ちゃんの写真を撮影します!温かいご両親のまなざしにやさしく見守られ、リラックスした様子のお子様です。

続いて、お兄ちゃんたち2人も一緒に、家族5人で正門から歩いて来る写真を撮ります。事前の下見を活かして、シャッターを切ります!

皆さん良い表情です。手を繋いでワクワクドキドキお宮参りに向かう家族の姿がうまく写真になりました。

場所を変えながら季節の花と

少しずつ移動しながら、撮影は続きます。神社の参道脇に小さな公園があり、そこに素敵な背景になりそうなアジサイを事前に見つけてありました。カメラを構えるフォトグラファーは花に埋もれていますが、、

手前のピンボケした紫陽花が幻想的で、より印象的な一枚の写真になりました!

続いて、お兄ちゃんたちも一緒に家族5人で撮影です。1番目のお兄ちゃんの身長がちょっぴり足りず、写真には顔だけしか写らないかと思われましたが、、

フォトグラファー持参の折りたたみの踏み台を使ってもらうと、家族みんなとバランスよく写ることができました。

休憩を挟んで撮影後半戦!

この日は少し暑かったので、赤ちゃんをはじめ皆さんの体調を考慮して少し休憩をしてから撮影後半に入ります。階段を上がって神社の奥へ。鳥居と本殿が近づいてきました。

階段をのぼる、こんな何気ない瞬間もパシャリ。記録させていただきます。

階段を登りきったところで11人全員そろった集合写真の撮影です。「ハイ、チーズ!」

11人の大人数集合写真、出来上がり!バリエーションを設けるために、皆さんの順番をシャッフルして数枚撮影しました。

いよいよお宮参りの祝着を赤ちゃんに着せます。この光景もとてもいい思い出になります。

祝い着をかけるのを手伝う優しく真剣なパパの表情と、赤ちゃんを見つめるママの優しい表情が素敵です。「よしよし、もうすぐ準備が終わりますよー。」

撮影の合間に、撮った写真を見せています。ご依頼者様もフォトグラファー笑顔です。「この一枚、いい感じではないでしょうか。」

さあ、この日の撮影のハイライト!参加の皆さん全員が神社の前に大集合です!

家族全員が赤ちゃんの誕生を祝福!お子様達も大勢いる中で、集合写真を撮るのはなかなか難しいですが、全員がきちんと正面を向いて自然な表情で写っていますね。

家族5人と、じいじばあばの7人での写真もしっかり撮影。お兄ちゃんはすっかり撮影に慣れた様子です。この後、お兄ちゃん2人とパパの姿なども少し撮って、この日の撮影は終了です。

お宮参りという大切な日に同行させていただき、ありがとうございました!お兄ちゃんはフォトグラファーとすっかり仲良くなったよう。「バイバイ!またね!」とハイタッチです。

まとめ

今回のフォトグラファー日村さんは、撮影のご依頼を受けた後に、自分専用の撮影ノートに撮影当日の段取りと構図を書き込んで、大体のシナリオを作るそうです。また、毎回、前日か待ち合わせ前に現地の下見をきちんとして、撮影本番に備えているそうです。今回のアジサイを背景にした写真は、下見をしたからこそ生まれた写真でした。

さらに、撮影後には、その撮影の良い点と改善点を自分なりにまとめて、改善を重ねているそうです。事前準備と事後まとめの積み重ねで、満足度の高い写真を依頼者様に提供できるのですね。とても勉強になる取材でした。

お宮参りという大切な日に同行させていただき、ありがとうございました!

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