日本の伝統行事の一つで、3歳、5歳、7歳にお子様の成長をお祝いをする「七五三」。今回は、3歳女の子の七五三記念写真の撮影に同行しました。主役の娘さんとパパママの3人で、神社での撮影です。話題の出張撮影を七五三で頼むってどんな感じなのでしょうか。撮影のようすを見てみましょう!
七五三に出張撮影を頼む
現在の七五三は、男の子は5歳(地域によっては3歳も)のとき、女の子は3歳と7歳のときに、神社で成長祈願のお参り(ご祈祷)をし、記念写真の撮影や、家族・親戚と食事会などをしてお祝いするのが一般的です。
これまでは、写真館で家族の集合写真を1枚撮るのが一般的でしたが、最近は、神社や公園などの屋外にフォトグラファーを呼んで撮影してもらう出張撮影を利用する方が急増中です!
《七五三で出張撮影を頼むメリット》
- 家族の誰かが写真係になることがないので、みんながそろって写真に写れる!
- 屋外ならではの自然光のもと、季節の風景をバックに撮影できる!
- 大きな機材に囲まれるスタジオよりも緊張しづらく、自然な表情になりやすい!
11月15日が七五三の日ではありますが、前後の日程で10月11月に神社などへお参りなどをする家庭が多いようです。また、混雑する時期を避けての前撮り/後撮りするご家庭も増えています。
実際の撮影風景は?
七五三の記念写真の撮影は、実際にどんな風に進んでいくのでしょうか。早速撮影の様子を見ていきましょう!
待ち合わせの場所に皆さんがやってきました!まだ少し緊張気味の娘さん。可愛いらしい着物姿で登場し、フォトグラファーと自己紹介。「今日はよろしくお願いします。」
まずは、手水舎で手を洗う様子を撮影。「柄杓持てるかな?」「パパママの手も洗ってあげて」と声をかけながらも少し離れて様子を見守りつつ撮影します。
娘さんを見守るパパママの優しい表情と、元気な娘さんの、自然な雰囲気の写真が撮れました!
続いて、絵馬の前に移動。眩しいくらい太陽が出ている日だったので、日陰で撮影します。
パパに抱っこしてもらって、ご機嫌な一枚。楽しそうですね!
さらに同じ場所で、神社の様子が伝わる一枚。同じ立ち位置でも、違うアングルの写真が仕上がりました。
撮影の合間合間には、撮れ高をチェック!娘さんもフォトグラファーと一緒に真剣にチェックします。
撮影に慣れてきたら、娘さんのピンショットも撮ります。フォトグラファーが巾着を持たせてあげて、簡単に裾や袖を直します。
一人でカメラを向けられてちょっとドキドキ。でも、フォトグラファーの後ろでパパママが優しく手を振ってくれるので怖くありません^^
緊張..というよりは、おすましなポーズでの全身写真が撮れました。ちょこんとした立ち姿も可愛いです♡ せっかくの着物姿なので、足の先から頭の飾りまでちゃんと写真に残しておきたいですね!
すっかり撮影に慣れてきた様子の皆さん。ちょっとずつ場所を変えていき、最後は本殿の前で撮影です。
「いつもの写真撮るときのポーズはある?」とフォトグラファーに聞かれた娘さんは、大人気の少女戦士アニメのキャラクターになりきって「〇〇のポーズだよ!」と教えてくれました。
3人でせーの!娘さんと同じポーズでとびきりの笑顔です!とても素敵な写真に仕上がりましたね!
コラム:七五三詣り撮影の服装
もともとは、
- 3歳 = 初めて髪を伸ばし始める「髪置き」、
- 5歳 = 人生で初めて袴を着て、男として社会の一員になる「袴着」、
- 7歳 = それまでの子供用の付け紐を卒業し、大人と同じ帯を締める「帯解き」、
としてお祝いしていた七五三。
伝統的には、
- 3歳女の子 = 帯をしない着物に、袖なし襟付きの被布(ひふ)
- 5歳男の子 = 紋付、羽織袴
- 7歳女の子 = 帯を締めた振袖
と年齢によって着る着物の種類も違います。
今回、娘さんは、白地に鮮やかな花柄の着物と、その上にピンクと赤のグラデーションの被布(ひふ)を羽織り、着物と同じ柄の巾着を持っていました。可愛らしくて華やかな王道の3歳の七五三詣り衣装です。
ママも娘さんと色味を合わせ、ピンクと白のセミフォーマルスタイル。パパはグレーのスーツ姿ですが、よく見るとネクタイがピンクと白!とっても仲良しなコーディネートに特別感が増しますね^^ 衣装の色味を揃えると、写真にまとまりも出るのでオススメです!
やはり、お子様に伝統的な着物を一度は着せたい!と思う親御さんが多いですが、最近では、お子様もドレスやブレザーの洋装も増えています。それはそれで可愛らしく、動きやすいので好評のようです。