ニューボーンフォトは、OurPhotoでも前年度比5倍のご依頼がある近年人気の撮影ジャンルです。新生児を対象とする撮影であるため、より「安心・安全」への知識と配慮が求められます。そこで、現役の助産師兼フォトグラファーの野村さんと、ニューボーンフォトの分野で特に活躍しているフォトグラファー3名を迎え、新生児の扱い方と撮影の工夫についての講座を開催しました。※講座内容の詳細はこちら
助産師フォトグラファー野村さんの講義
講師の野村香緒理さんは、助産師業の傍ら、キッズ撮影会や産院でニューボーンフォト撮影を行っている助産師フォトグラファーです。当講座の前にも赤ちゃんを一人取り上げてきたと言って会場を湧かせていました。
野村さんからは「新生児の特徴」や「産後ママの心身の状態」について詳しくお話いただきました。例えば、新生児は皮下脂肪が非常に少ないので外気の影響を受けやすく、撮影中は室温に配慮する必要があること、ミルク・オムツなどの生理的欲求を満たしてあげるのが何より大切だということ。きちんと新生児の特徴を知っておくことで、安全にスムーズに撮影ができます。
また、10人に1人が発症すると言われている産後うつ。その発症時期とニューボーンフォトの撮影時期がちょうど重なります。心も体も不安定な状態である可能性があることを十分に配慮しながら、普段以上に丁寧にコミュニケーションをとり、対話を重ね、無理なく安心して撮影を行えるような気遣いが求められます。
お話の後半では、正しいおくるみの巻き方のレクチャーもありました。短時間ではありましたが、皆さんコツをつかもうと真剣な様子でした。
座談会形式で撮影時の工夫やグッズ紹介
講座の後半は、特にニューボーンフォトの分野で活躍している3名のフォトグラファーに登壇いただき、座談会形式で撮影の準備・事前のコミュニケーション、撮影時の工夫や苦労話についてお話いただきました。
左から伊東桂子さん、maiさん、地下翔平さん。カメラ技術やスタイリングのみならず、安全に対する知識など常に勉強を重ねているそうです。また、家族や兄姉との撮影や生後1ヶ月を超えてからの記念撮影の需要も多いOurPhotoなので、さまざまなご依頼者の希望を丁寧に聞きながら一つ一つの撮影を行なっているとお話しされていました。
撮影時に使っているグッズを見せていただきました。おくるみ一つでも何色もの種類を取り揃えていたり、インスタグラムなどで人気の撮影グッズについての情報収集も常にしているそうです。新生児のいるご自宅にお邪魔するので、消毒ジェルなど衛生面での必需品もたくさんありました。
積極的な質疑応答
野村さん、伊東さん、maiさん、地下さんへの質疑応答の時間では、次々と手が上がり、時間めいっぱいまで積極的な質問が飛び交いました。
参加したフォトグラファーの声
「新生児の扱い方やどんな感じで撮るのか具体的なお話が聞けて勉強になりました。」
「医学知識もある助産師さんでもある方のお話が聞けたのがよかったです。」
「ニューボーンを撮影したことがなく、新生児の扱い方やどんな感じで撮るのか具体的なお話が聞けて勉強になりました。」
今後もOurPhotoでは、ご依頼者の皆さまに安心して出張撮影をご利用いただけるよう、講座開催等を通じてフォトグラファーのスキルアップの機会を提供していきます!
協賛企業ブースやプレゼンも大盛況
今回は富士フイルムイメージングシステムズ株式会社、プロフォト株式会社に協賛いただきました。各社のブースにはプロ向けの高品質な商材や最新の機材が並び、多くの参加者が熱心に説明を聞いたり質問をしたりしていました。
富士フイルムイメージングシステムズ株式会社
富士フイルムグループにおける「写真・映像・情報サービス」の国内販売会社として、2012年より事業を展開。写真関連製品、画像・情報サービスの提供を通じて、一般のお客様から法人向けビジネス分野までの多様なニーズにお応えすることが私たちの使命です。
http://ffis.fujifilm.co.jp/
プロフォト株式会社
すべての写真に素晴らしい光を提供することをミッションとし、写真の重要な要素である「光」を創造する「ライトシェーピング」に関する見識とツールを提供しています。光を通して世界中のイメージクリエイターの志の実現を手助けします。
https://profoto.com/jp