今回密着したのは、数えで3歳の女の子とママさん親子の七五三前撮り。七五三といえば秋の紅葉と混雑する神社やお寺を思い浮かべる方も多いと思いますが、こちらの親子は七五三の撮影としてはオフシーズンである春の桜の時期の平日に撮影です。
七五三の本番である秋以外に撮影するメリットは、どんなものがあるでしょうか?また、そもそも七五三の出張撮影はどうやって進むのでしょうか?さっそく見てみましょう!
七五三は秋以外の撮影もオススメ
桜を背景にした着物姿の母娘の写真。親子水入らずの時間といった感じですね。
七五三の記念撮影は秋が本番ですが、秋以外にも、
- お子さまの誕生月
- 春の桜や花の季節
- 春〜初夏の緑が綺麗な時期
- ゴールデンウィーク/お盆/年末年始などの帰省時
- 運動会や夏休みで日焼けする前
- ご家族のお気に入りの季節
- 普段は海外在住なので一時帰国のタイミング
- 七五三のご祈願をしている(シーズン以外では行なっていない神社・お寺もある)
- 千歳飴が売っている(シーズン以外ではあまり見かけない)
- すごしやすい気候で本来秋冬用に作られている七五三の着物を着やすい
- 地域やその年の気候によるが、紅葉と一緒に撮影できる!
- 神社/お寺も、衣装のレンタルも、とにかく大混雑!!
- 混雑のため、お参りや着付けの待ち時間が長くなる傾向...
- お気に入りのフォトグラファーのスケジュールが埋まってしまっている...
- 衣装レンタルや着付けがシーズン料金で割り増しになることも...
といった時期にご依頼されるご家族も増えています。
一般的な七五三とは違う背景での撮影もオススメです♪
秋の七五三シーズン本番のメリット
秋の七五三シーズン本番のデメリット
事前の下見をもとに撮影開始
フォトグラファーの藤原さんは、ご依頼者との待ち合わせ前に撮影場所の下見をしていました。待ち合わせ後、下見のときに見つけておいた、咲き始めた桜とご依頼者がどちらも綺麗に収まるベストなポジションにご依頼者を誘導。
「ここに立って、お子さんを抱っこしてください」
「ほら、桜が綺麗だねー」
徐々に、お子さんとの距離を詰めていきます。ちょっぴり緊張の表情ですが・・・
抱き上げられたお子さんとママは、見つめ合って思わず笑顔に♡
背景の桜と2人のピンクの着物がマッチして、素敵な写真になりました。
ドキドキのお参り風景
「じゃあ、お参りをしましょうか。」というフォトグラファーの声掛けで本殿に向かいます。
お参り前に手を清める何気ない場面もパチリ。
一つ上の写真では、桜は少し離れた場所にあるように見えますが、フォトグラファーのカメラテクニックで桜がぐっと引き寄せられて、見事な背景になっています。
オフシーズンの平日なので、並ばずにお参りできましたね。
お賽銭を入れます。お参りしているところなど、親子が揃った写真は、自分たちではなかなか撮影できない部分。出張撮影ならではの写真が撮影できました!
最初はぐずったり緊張したりしていたお子さんもカメラに慣れて、だんだんといつもの表情を見せてくれるようになりました。
トラブルがあってもフォロー
あ!転んでしまいましたが、
フォトグラファーがすかさずフォロー。
「転んで痛かったねー」「でも怪我ないね、大丈夫だね」「あ!見て見て、転んじゃったけど、おかげで下に木の枝がこんなに落ちているのを見つけられたよ!石もある!たくさんあるね!〇〇ちゃんも触ってみる?」と、うまく気をそらしました。
ちょっとびっくりしちゃったけど、怪我もありません。着物の裾は踏みやすいので注意が必要ですね。
気持ちが落ち着いたところで撮影続行。信頼関係ができているので大丈夫!
潤んだ瞳に、にっこり笑顔のとっても可愛い一枚。
その場で確認。可愛い写真の数々に、ママもお子さんも納得!ここで、撮影終了です。
まとめ
フォトグラファーの藤原和彦さんは優しくて段取りの良い丁寧な対応で、物腰柔らかな語り口に、お人柄の良さを感じました。
「子どもの撮影でしたが、様子に合わせて対応してくださり、助かりました。優しい雰囲気に、子どももリラックスして撮影できたと思います。写真もとっても素敵で気に入りました。」と、ご依頼者も和気あいあいとした空気の中で撮影を楽しんでいただけたようです。
近年は暖冬のせいで、11月の七五三シーズンでもイチョウやモミジがあまり色づいていなかったり、10月は着物を着るには暑過ぎる日もあったりします。
せっかく秋に七五三の撮影をしても、暑かったり紅葉が間に合わない場合があるのなら、混雑を避けて他の季節にゆっくり撮影するという選択肢も、なかなか良いかもしれません♪春にも秋にも撮影するというのも記念になって素敵ですね!