鈴木 幸一さんのフォトグラファーインタビュー

鈴木 幸一

「撮影は、とにかく楽しく!」がモットー。関西出身ならではのノリの良さと、明るく楽しい人柄が人を惹きつけます。撮影のご感想も「楽しかった!」というものが圧倒的。13年以上 沖縄に住み、土地勘も抜群。撮影ポイントの提案も喜ばれています。

沖縄本島を拠点に活動されているフォトグラファー・鈴木 幸一さん。沖縄に13年以上住む関西出身のフォトグラファーです。2016年春にOurPhotoのフォトグラファーに登録し、旅行で沖縄を訪れたご家族やカップルを中心に、現地の綺麗なビーチで笑顔がいっぱいの写真をたくさん撮影されています。

写真を始めたきっかけと、OurPhotoに登録したきっかけを教えてください。

10年以上前に祖父と旅行したときに「良い写真を残したいな」と思って3万円くらいの安い一眼レフを買いました。それまでもずっと写真は好きでしたが、一眼レフで撮り始めたのはそこからです。

写真は独学で、実は教室に通ったこともないし写真関係の友達もいません。昔からストックフォトで写真の販売をしていたので、そこでいろんな写真を見て構図を勉強してきました。構図にはこだわっている方だと思います。

そうしているうちに、自分が一眼レフを持っていると知られると、家族や友達に「写真を撮って欲しい」と頼まれるようになりました。結婚式の撮影が多かったですね。

余談ですが、沖縄の結婚式って、他県と違ってご祝儀が1万円って決まっていて、そのせいなのか結婚式がとても多いんです。参列人数もとても多くて、400人規模なんて普通で。そういった大人数の結婚式を何十回も撮影しに行っていました。

OurPhotoに登録したのは、雑誌『CAPA』の記事を見たのがきっかけです。「出張撮影」という言葉を知らなかったので、「出張撮影フォトグラファーになりたい」と思って登録先を探していたというよりも、その雑誌の記事でOurPhotoを見つけて、「めっちゃ面白そう!楽しそうだな!」と思って連絡しました。身内ではなく全く知らない人を撮りたいという気持ちはありました。

当時は沖縄での撮影に対応していなかったので、事務局からは「いずれ沖縄に対応するようになったらお願いします」という返信をもらいました。その後、2016年春に事務局から連絡があり、フォトグラファーとして登録し活動を始めました。

撮影をして良かったことは?

本業は医療系なんですが、患者さんが退院してしまうのが若干悲しいんですよね。でも、OurPhotoは「写真を撮る」という楽しい要素が強いので、自分自身のストレス発散にもなっています。嫌な顔して撮影に来る人もいませんしね。実は自分自身はネガティブな方ですが、撮ったら喜ばれるし、もっともっと!と楽しくなりますね。

それに、沖縄の海にたくさん行けること!沖縄県民は意外と海水浴に行きませんが、撮影でいろいろ行くようになって、沖縄のビーチにすごく詳しくなりましたよ。

撮影において、大事にしていることは何ですか?

僕のご依頼者様は旅先での楽しい体験を期待しているので、撮影は思い出作り重視、「撮影そのものをとにかく楽しんでもらおう!」という気持ちで撮っています。

もちろん、写真の出来栄えは大事ですけど、僕との1時間をとにかく楽しんでもらって、思い出を作ってもらいたいっていう気持ちが先ですね。「あのときの撮影、めちゃめちゃ楽しかったな」が7割、「写真もこんなものが撮れて、まあまあ良かったな」が3割で高い満足度を目指しています。

楽しく撮影するために、身振り手振りで、勢いよく、テンション高く、たくさんしゃべりながら撮っているので、普段とはかなり人格が違うかもしれません。豹変していますよ。

レンズについて説明する鈴木さん

初めて出張撮影をしたときはどうでしたか?

最初の出張撮影は、「結婚式のビデオなどに使う写真が少ないので撮影してほしい」というカップルさんからのご依頼でした。

初めてだったので不安しかなかったです。そのため、前日の同じ時間帯に友達を連れて現場に行って、実際に撮影会をしました。撮影ポイントもポーズも構図も、その友達と練習して、30カットどう撮るかを全部決めてから当日の撮影に向かいました。

そして本番では、本当にその通りに撮影しました。やはり、先に練習して決めておいて本当に良かったなと思いましたね。

自分ならではの”技”を教えてください。

チャットは気がついたらすぐに返信しています。またできるだけ淡々とした感じで送るようにしています。最初からあまり期待を持たせてしまってもいけないと思うので、あれもこれもできると言わず、事務的にやりとりしています。チャットと実際に会ったときの印象はだいぶ違うかもしれません。

家族構成、写真のイメージを必ず聞きますね。ご依頼者様から、こんな風に撮って欲しいという注文をいただくことも結構あります。おすすめのビーチをこちらから提案することも多いですね。撮影時間は、日差しや潮の満ち引きの時間も考慮しつつ午前中の撮影を提案しています。

ロケハンにおいては、初めての場所には絶対行くようにしています。といっても、ビーチだとどこも似たような感じなので、チェックポイントはそこまで多くありません。30分くらい前に到着してパパッと下見や準備をしています。

撮影中のご依頼者様とのコミュニケーションでいうと、本当に勢いよくいきます。例えば、「沖縄サイコー!」とご依頼者様に言っていただくと、このキーワードでなぜか皆さん笑顔で腕を大きく広げてカメラ目線になってくれます。

鈴木さん撮影例。「沖縄サイコー!」と言っていたかもしれない笑顔の1枚。

技術的なところだと、旅行でいらっしゃるご依頼者様は「青い空と青い海」を期待されているので、そこは意識しています。沖縄って実は曇りの日も多いんですよ。雲が多いと空は白くなりますが、海はずっと青いので、70−200mmの望遠レンズの圧縮効果で海の色を引っ張ってきたり、現像時に青色を少し足すこともあります。

レタッチは大得意で、インスタのような写真を希望されるご依頼者様もいらっしゃるので、そういった写真も混ぜて納品することもあります。明るさの調整以上のことをして良いものなのか、どこまで加工のサービスして良いのかというのは悩みどころではありますね。ただ、基本的にはOurPhotoの雰囲気から逸脱しすぎないようにしています。

Lightroomで現像していて、露出と彩度と、逆光が多いのでシャドー、それと海と空の青色を調整するくらいで、あとはトリミングもたまにしています。30枚の納品なら1時間くらいで完了して、わりとすぐに納品しています。

撮影中は、ご依頼者様にカメラのモニターでの写真の確認はお願いしていません。納品時の新鮮さを大事にしたいっていうのが大きな理由です。先にお見せしてしまうと、ワクワク感が減ってしまうでしょう。そういう意味では、ご依頼者様は「一体どんな写真になっているんだろう」って思いながら撮られているのかなとは思います。

1時間の撮影で300枚くらい撮影してます。たくさん撮ると、30枚以上お渡ししたいなというときもありますね。連写で撮ることが多いのですが、撮影した中でお渡しできる写真は、撮影数の2-3割くらいだと思います。

失敗談を教えてください。

失敗だったなと思ったのは、2回目の撮影時でした。内容は、還暦祝いのお食事会の撮影で、レストランで家族の集合写真などを撮って欲しいというものでした。

ご依頼いただいた場所に早めに伺ったら、すぐにでも撮影をして欲しい雰囲気だったので、そのまま撮影に入りました。ところが、ご依頼者様も皆さん準備でバタバタしていて、自分も初めての場所で、さらには室内でしたので手間取ってしまいました。準備も何もないまま撮影が始まってしまい、撮影自体も20分くらいで切り上げることになってしまいました。

結果としてとても喜んでいただけたし、それは本当に良かったのですが、ご依頼者様と最後までうまくコミュニケーションが取れないままあっという間に撮影が終わってしまったのが心残りでしたね。もっとちゃんと打ち合わせすればもっと良かっただろうな、と思いました。

スキルアップの方法を教えてください。

僕は撮った写真を必ず記録していますね。撮影を振り返って、撮影の良かったこと、悪かったこと、自分が気に入った写真、ご依頼者様と話した内容、日時などを必ずExcelで表としてまとめて、残しています。

そして、同じようなご依頼をいただいたとき、それを見返すようにしています。失敗することはどうしてもあるけど、それを何度も繰り返すのはよくないと思うので。そのため、記録に残していつでも振り返ることができるようにしています。

それに、もしかしたらリピーターになっていただけるかもしれない。その時に、あの時こんなこと話したな、と思い出せると良いかなと思っています。

あとは、WEBでいろんな方の写真を見ています。「ウェディングフォト ビーチ」などで検索すると、やはりプロの方や、長年そういった写真を撮っている方の写真が見られるので、それを見てこんな感じで撮ると良いんだなと勉強しています。

OurPhotoのフォトギャラリーも、更新されたら絶対に見て研究していますよ。ギャラリーに掲載される写真のほとんどが、同じ50分という枠の中で撮影されていますよね。その写真を見ながら、ほかの人はどういう風に時間を使って、どういう風に撮影をしているんだろうと想像しています。

OurPhotoの良さってなんだと思いますか。

本当にたくさんあります!笑 利用していてとっても楽しいし、嫌な気持ちになったことがありません!

それと「ラク」ですね。個人的に撮影依頼を受けようとすると、自分でwebページを作って、自分で金額を決めて、支払いも自分で確認して、とやるべきことは山ほどありますよね。OurPhotoに登録することでそういう事務作業を省くことができ、宣伝も不要で、それでいて自分が撮りたいジャンルでマッチングできるっていうのは、素晴らしいと思います。

また、いろんなフォトグラファーが登録しているので、ほかの人の写真を見て勉強できるというのも良いですね。

フォトグラファーとしての今後の目標はなんですか。

今、一番の目標は「同じ人をもう一度撮影する」ということです。家族写真なら子供が大きくなったからもう一回、ウェディングの撮影なら子供ができたからもう一回、とその「もう一回」を撮影させていただけたら本物だろうなと思うんです。

撮影のあと、帰り際に「またお願いします」って言ってくださる方はたくさんいらっしゃるのですが、それが本当に実現したら、ましてや沖縄にまでもう一回来てくれて撮影させていただけたら、そんな感動なかなかありませんよね。

あと欲を言うなら海以外でも撮影したいです。都会のコンクリートジャングルみたいなところで撮ってみたいですね。

余談ですが、日本地図にお客さんがどこから来たかの印をつけているので、全国制覇もしたいです。

OurPhotoに登録しようとしている人にメッセージをお願いします。

登録しようか悩んでいる段階ならやめたほうが良いと思います。やはり一発勝負の世界なのでリスクが無いわけではありません。迷っているのであればまだ早いかもしれません。やりたい!撮りたい!と思った段階でやる、というのが良いと思います。

ある程度のベースの技術が必要ではありますが、マニュアルも揃っているし、やりたい気持ちさえあれば始められると思います。OurPhotoのwebページで撮影例も随時公開されているので、最初は上手な人の真似をしながらでも撮影できるのではないでしょうか。

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