13歳まで無事に成長したことをお祝いする「十三参り」は、平安時代に成人の儀式として行なわれた日本の伝統行事です。赤ちゃんから成人までのお祝い行事としては、あまり馴染みのない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、十三参りの由来やご祈祷方法、服装についてご紹介いたします。
目次
1. 十三参りとは?由来は?
2. お参りの時期
3. 十三参りでは何をする?
4. お参りには何を着る?
5. 成長途中の貴重な写真を美しく残そう
1. 十三参りとは?由来は?
十三参りとは、平安時代の旧暦3月13日に数え年13歳となった清和天皇が成人の儀式を行なったという説が有名です。一般的に虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)から福徳や智恵を授かるために神社やお寺でお参りをします。この京都発祥の風習が現在では関東でも広まり、十三参りをする人が増えてきました。
2. お参りの時期
お参りの時期は、男女ともに数え年で13歳になったタイミングに行ないます。4月から12月生まれの場合は小学校6年生になる時期に、1月から3月生まれの場合は中学生になる時期でのお参りとなります。現在では、3月から5月頃にかけてお参りする方が多いようです。
3. 十三参りでは何をする?
お子さまが参拝前に毛筆で好きな漢字一文字を半紙に書きます。その半紙を持って参拝し、奉納してご祈祷をしてもらうのですが、その帰り道に振り返ると授かった知恵を返すことになるという習わしがあるため、お寺や神社を出るまでは振り返らないように気をつけましょう。
4. お参りには何を着る?
晴れ着を着てお寺や神社にお参りにいくのが一般的です。成人の儀式であるため、男の子は紋付羽織袴、女の子は大人用のサイズの着物を肩上げして着用します。最近は制服やワンピースといった落ち着いた雰囲気の洋装で十三参りを行なう人も増えているそうです。
5. 成長途中の貴重な写真を美しく残そう
13歳は大人びた雰囲気が見え始め、子供から大人へと成長する時期です。また勉強や部活動が忙しくなると、家族揃って一緒に写真を撮る機会も減っていくころでもあります。この貴重なタイミングで大切な記念の一枚を写真で残しましょう♡