お宮参りの赤ちゃんの正装として着られる産着。
せっかく産着を用意したなら、正しい着せ方で綺麗に見せたいですよね。
今回は、初めての方はもちろん、当日着崩れが起きた際にご自身でチェックや着付けができるように、写真付きで詳しく着付け方法を解説します。
目次
1. 産着の基礎知識と準備
赤ちゃんの衣装で準備しておきたいリスト
2. 産着の着せ方
3. 産着を上手に綺麗に着せる4つのコツ
1. 産着の基礎知識と準備
お宮参りで赤ちゃんが着用するお着物「産着」は、別名「祝い着」「のしめ」「一つ身」「掛け着」「初着」など、様々な名称で呼ばれており、赤ちゃんの健やかな成長をお祈りする伝統的な衣装です。
以下のチェックリストを確認し、お宮参りで赤ちゃんに着せる衣装を事前に準備しておきましょう。
赤ちゃんの衣装で準備しておきたいリスト
- □ 産着(長襦袢は有無どちらでもOK)
- □ 内着(白羽二重・ベビードレス・タキシードロンパースなど)
- □ 帽子
- □ よだれかけ
- □ お宮参り小物(扇子・でんでん太鼓・紐銭・犬張子・お守り袋など) ※地域によって準備する小物が異なります。
2. 産着の着せ方
それでは早速、お宮参りの赤ちゃんの正装「産着」の着せ方を解説していきます。
①内着を着せて、帽子とよだれかけをセットする
②赤ちゃんは外向きに縦抱きで抱っこする
OKパターン
NGパターン
③産着を準備する
長襦袢がある場合は、産着に重ねて内側に入れ込み一体化させる。
④産着についている紐を袖に通す(両腕対応)
右側の紐は右の袖に、左側の紐は左の袖に、両腕それぞれ通す。
⑤抱っこする方に産着を着せる
産着の柄が抱っこする方の正面にくるようにして、抱いている赤ちゃんと反対の肩から赤ちゃんの胸元に掛かるように斜めに産着を着せます。
⑥後ろで産着を結んだら全体的に整えて完成!
④で通した紐を後ろで蝶結びをし、よだれかけを産着の上に出して、柄が赤ちゃんの顔の中心にくるように整える。
3. 産着を上手に綺麗に着せる4つのコツ
コツその①:産着を掛ける前に一度ピンっと張る
実際に掛ける前に産着を整えておくと、綺麗に掛けることができます。
コツその②:手が見えていたら産着でしっかり隠す
Before
After
手や腕が見えていると乱れているように見えてしまい勿体無いので、しっかり産着で隠しましょう。
コツその③:事前に予習をしておく
当日産着を着せるのは、赤ちゃんを抱っこする方ではなく周りの参加者になります。
事前に誰が抱っこするかを決めておき、着せ役の方は事前に予習をしておきましょう。
コツその④:産着は神社に到着してから着せる
産着を自宅から着せてしまうと、移動中にしわになってしまったり、到着した頃には着崩れしてしまうことがあります。ご祈祷やお参り、撮影で綺麗な状態をキープするために、産着は到着してから着せましょう。